4回目の正直
いよいよ始まった、女子ビーチサッカー界の年に一度の全国大会「第6回BeachSoccer地域女子チャンピオンズカップ」 今大会は過去最多の16チームが参加し、4チーム4グループに分けて、初日の今日はグループステージを戦う。
第2・3回はコロナ禍で中止となり、開催された大会では4回目を迎えるわけだが、ゾンネは過去全ての大会のエントリーしつつも、一度も2日目に行われる決勝ラウンドに残れていない。 今大会は16チーム参加となったことで、各グループ2位に残らなければ決勝ラウンド進出はなく(昨年までは各グループ3位でもワイルドカードでの進出の可能性があった)、加えて、ゾンネは昨年秋に関東リーグが閉幕してから年末にかけて、2024年シーズンも共に戦ってくれると思われていた主力選手が他チームに移籍し、また、エンジョイ転向の選手も相次いで、9名(内、1名はリハビリ中で事実上出場不可)、さらに、内4人はビーチサッカーを始めて間もないという、過去イチ厳しいメンバー構成で臨むことになった。
同グループには今大会優勝候補筆頭のラソアペーゴ北九州のほか、今年度、関東ビーチサッカーリーグをゾンネの選手として共に戦った選手が所属するFC琉球モアナ、さらに、今大会初出場のプラシア山口というチームが同居し、第1の目標としている決勝ラウンド進出への道のりはかなり厳しいと覚悟を決めていた。
ゾンネはA組1番目の枠、開幕戦を飾るという組み合わせになり、初戦でいきなり琉球と対戦することになった。 決勝ラウンドに進出するためには絶対に落とせない一戦。 いきなりの大一番である。
7分ランニングタイムという、ビーチサッカーとしては極めて短い時間で、大切なのは先制点を奪うこと。 逆に先制点を奪われないこと。リードされると精神的にもかなりきつくなる。
ところが、ゾンネは第1ピリオド、中央への不用意なパスを相手に拾われ、ゾンネGKが前目のポジションを取っていたところを琉球が見逃さず、ロングシュート。これがきれいに決まって、先制を許してしまう。恐れていた展開となってしまった。
そこから試合は一進一退。 ゾンネもチャンスを作るが、ことごとくシュートは決まらない。 まさに嫌な流れ。 第2ピリオド終了間際に近い位置でFKを獲得するも、シュートは枠外へ。 またしても敗退してしまうのか、、、
と、第3ピリオド、FKをエースのヒラがようやく決めて、同点! ここからゾンネの流れになる。 その数分後、ヒラのオーバーヘッドがバーに当たったところを、オルカ鴨川BU所属のあやねがしっかりゴール前へ詰めて決めて、ついに逆転。その直後のキックオフシュートをきれいに決められるも、ゾンネは落ち着いて戦い、再び、ヒラのシュートが決まって勝ち越し。
実にしびれる展開であったが、第3ピリオドに試合を大きく動かし、3−2でなんとか勝利!! この勝利は決勝ラウンド進出に向けて、非常に大きな勝利となった。
第2試合は初出場のプラシア山口との対戦。 第1ピリオド、ゾンネの悪いクセでもあるが、相手に合わせてしまい、実にゆるい試合に! ゾンネは先制するも、ゆるいチェックで同点に追いつかれ、ベンチからは「戦え!!」という檄が飛ぶ。 カンフル剤を打つために、選手を投入して、強度を高める。
第2ピリオド以降、ゾンネの猛攻が始まり、終わってみれば10−2の大勝! 初の決勝ラウンド進出をほぼ手中に納めた。 後にも先にも2桁得点を記録したのは、今大会ではゾンネだけだった。
第3試合は昨年の優勝チームであり、今大会も優勝候補筆頭のラソアペーゴ北九州。 ゾンネはどこまで食い下がれるか。 他チームの結果により、この時点ですでに決勝トーナメント進出を決めていたゾンネは、思いっきりチャレンジしよう!と臨んだ。 勇気をもって、前線からプレスを仕掛けていく。 結果的に、この戦術が奏功し、第1ピリオド、オーバヘッドキックへのファウルから与えたFKで1点を奪われるものの、試合は0−1のまま推移し、ラソにまともにシュートを打たせない展開が続いた。 試合内容としてはほぼゾンネが支配できたようにも思う。 ゾンネもFKを獲得したり、惜しいシュートもあった。 しかし、決めきることはできず、、、 終盤、なんとかゴールを奪おうと、攻めの姿勢を貫くも、そのまま試合終了。 0−1の惜敗だった。
しかし、この結果は明日の決勝ラウンドに臨むゾンネには大きな勇気を与えるものだった。 我々もやればできるんだ、日本一のチームにここまで勝負ができるんだ!ということを見せた好ゲームだった。
出場実質4回目にして初の決勝ラウンド進出という、第1の目標を突破し、メンバーのムードは最高潮だった。 夕飯もみんなで琉球料理を堪能。 試合前日は私は酒断ちをすると決めていたが、今日ばかりはみんなに許しをもらって、生を一杯+ハブ酒を少々。 オリオン生、いままでで一番うまかった。
でも、もちろん明日がある! ホテルに帰ると、明日の支度をして、準々決勝で対戦するドルソーレ行橋ヴィーナスのビデオをじっくりと見て、分析する。 ベスト8は達成したが、ここで満足はしたくない。 どうせやるなら、あくまでもテッペンを目指したい。 ベストを尽くして、明日に臨もう!!
[WALK:13844]
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監督を始めて7年目にして、、、やっと Canon EOS 6D Mark II 400.00 mm ISO1250 1/800 sec f/8.0
ゾンネファミリーが集まった。 iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/2283 sec f/2.4
開会式のようす iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/2179 sec f/2.4
おそらく過去最少のメンバーで臨んだ地域女子 iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/6135 sec f/1.6
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