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[2017/02/22] ヨーロッパ視察10日目 衝撃のイタリア女子サッカー /

平成29/皇紀2677年1月26日 友引 | 2021/07/29 17:21 更新
ヨーロッパの都市の中央駅はみなデカい!!
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Italo(イタリアの高速鉄道)に乗りフィレンツェへ
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今日の試合会場
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売店がオープンしていた。売店のおばさん怖かった。。。
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フィオレンティーナ女子のアップのようす
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人懐っこいおじいちゃん
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え、え、え!!!7人!?
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会場のようす
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選手入場
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キックオフ!
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前半25分、相手選手負傷退場。7人を下回ったことで試合終了
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フィレンツェ市街は細い路地が迷路のように張り巡らされている
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美しい風景をバックに
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夜のフィレンツェ駅
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例によって列車遅延
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やっと入線してきた。
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今日はもしかすると、ある意味、ヨーロッパ視察で最も衝撃的な日になったかもしれない。

5人部屋のドミトリーも意外に快適に過ごし、朝食を食べチェックアウト。
同室のメンバーは9時過ぎまで就寝中。
誰一人として起きてこない。
こっちの人は朝に弱い!?笑

ミラノからItaloというイタリア版の新幹線に乗り、フィレンツェへ。2時間ほどで到着。
Italoは2等車ではあったが、WiFiサービスや電源コンセントなどもあり、快適に移動できた。
イタリアにしては?珍しく!?オンタイムでフィレンツェに到着。

フィレンツェ駅でスーツケースを預けるが、預かり所でスタッフの人に何しに来たの?って聞かれたので、フィオレンティーナの女子チームの試合を見に来た、と答えると、試合は明日だよ、と。
どうも男子の試合(ヨーロッパリーグ)と勘違いしているらしく、Womenと何度も言うも通じず…。私の発音が悪いらしい……。
しょうがないので、パソコンを開いて、その試合情報が書かれているページを見せると、おー“マドンナ”ね、と。
イタリア語で女子は“マドンナ”というみたい。
女子サッカーの試合を見るとわかったら、スタッフたちは爆笑しながら、お前は女子サッカー見に来たのか!?まじか?という反応。
なので、自分が日本の女子サッカーチームのスタッフであることを伝えると、なんとなく理解してくれたようだった……。
手持ちのオルカのステッカーをプレゼントとして渡す。
これは素直に喜んでくれた。

というか、イタリアではやはり英語もまともに通じない。
イタリア語、英語ごちゃまぜで、最後はジェスチャーと感覚で伝えるのみ!(懐かしいこの感覚)

この駅の会話で、イタリア人のサッカー好きとともに、女子サッカーがイタリアではほとんど認知されていないことがわかった。

フィレンツェ駅からはバスに乗り、会場へ向かう。
イタリアのバスは事前に切符購入が必要らしいが、私はそれも知らず、切符なしで乗り込んでしまった。
検札が来たら、多額の罰金を払うはめになるところだったが、運良く検札は来ず、結果的にタダ乗りになってしまったが、目的地に到着した。
降車すると帰りのために、しっかりとチケットを購入。
切符は市内のキヨスクやバルなどで手に入るようだ。

そんなこんなでなんとか試合会場にたどり着く。

ピッチは人工芝。
メインスタンドとホーム側のゴール裏スタンドがある、簡素な造り。照明もついている。
入場はどうも無料。
一応、売店が1店オープンしていた。食べ物を買おうと思ったものの、売店のおばちゃんの雰囲気が怖すぎて、やめる。笑

試合時間が近づいてくると、フィオレンティーナの選手たちがアップに入るが、対戦相手は待てど暮らせど現れない。
試合開始の20分前くらいになってだろうか、ようやく相手選手たちがアップに登場した。が、、、!!!
なんと7人しかいない。しかもコーチがいない。
アップのようすを見ていたが、もう遊んでいる感じ。アップの体を為していない。その内、PKやFKなどの練習をはじめてしまう。
まさか、本当に7人で、しかもこのゆるゆるな感じで戦うのか……。不安がよぎる。
# 7人って、いつかあった、あの出来事。。。笑

キックオフ10分前になってもアップは終わらず、結局、ロッカールームに引き上げたのはキックオフ5分前に迫ろうかという頃。
予想通り、キックオフは遅延。5分程度遅れただろうか。
ザ・イタリア時間!!

観客数は最終的にはざっと50人といったところ。

そんな緩いムードの中、なんだかノリノリのフィオレンティーナ応援ソングで選手入場。
やはり、相手チームは7人……。
果たして何点入ってしまうのだろうか。

選手入場ではキックオフ時刻を過ぎているためか、みな走って入場……。てか、走るなら、もっと最初から時間通りやろうよ!!

いやはや、この時点でもう驚きというか、とんでもないものを見てしまったという感覚で、キックオフを迎える。

フィオレンティーナは現在セリエA(1部)で1位をひた走る、イタリアでもトップのチーム。
7人相手にゴールラッシュになるか、と思いきや、これがまたなかなか点数が入らない。オフサイドを食らったり、7人チームのラインコントロールが絶妙なのか!?いや、そんなはずはない。

それでも、フィオレンティーナが先制。その後、4点を追加して5−0とするも、なぜか試合は膠着状態となり、フィオレンティーナはまるでパス回しの練習と言わんばかりに、ノープレッシャーにも関わらず、バックパスをしたりと、ゴールをとろうという気持ちがほとんど感じられない。

そうこうしている内に、事件が起こる。
前半25分、相手チームのフィールドプレーヤーが突然ピッチでうずくまる。どうも足を痛めたらしい……。そりゃそうだよ、あんないい加減なアップしていたら……。
起き上がれず、担架が登場。負傷退場と相成った。

と、と、ということは、7人いたプレーヤーは6人となり、、、ルールにより、ここで試合終了。
前半25分、5−0でフィオレンティーナの勝利。
もう開いた口がふさがらない……。

今日の試合はあくまでも日本の皇后杯に近い、Coppa Italia(イタリア杯)という公式戦である。
しかも、相手はセリエBのチーム。
日本で言えば、なでしこリーグ2部のチームだ。

それが、こんなかたちで終わってしまうとは……。
イタリアの女子サッカー事情は相当に厳しそう。

試合後、試合前にファンのおじいちゃんが親切に紹介してくれ、つないでくれたフィオレンティーナ女子のフロント、さらに代表の方に名刺をお渡しし、お話しする機会をいただいた。
代表の方はつい先日、日本に行って、東京、大阪に滞在したばかりなのだとか。

イタリアの女子サッカーはまだ発展途上で、競技人口も3万人ほどなのだという。
フィオレンティーナはイタリアで初めて本格的に女子サッカー強化に入ったクラブだそうで、現に毎シーズン、ダントツのトップ、イタリア代表選手も多く所属している。

イタリア全般で言えば、プロ化にはほど遠く、今日対戦した相手も2部チームではあるが、全員アマチュアであろう。
平日昼間の試合だったこともあり、選手も仕事でそろわなかった可能性が高い。

駅の反応といい、この試合の顛末といい、イタリアの女子サッカー界、これはまだまだ厳しい状況と言わざるをえない……。
いままで一番見た中で、ある意味一番衝撃的な試合だった。

試合がとんでもなく早く終わったことで時間ができたため、スタジアムをあとにすると、フィレンツェ市街を散策。
フィレンツェはイタリアでも歴史のある都市で、中心街は細い路地が張り巡らされており、まるで中世の街に紛れ込んだ感覚に陥る。
平日であったが、観光客であふれていた。

夜行列車の出発は夜10時前。
時間があったので、アイリッシュパブ(スポーツバー)に入り、時間を過ごす。
ヨーロッパリーグもちょうどLIVEでやっており、マスターや、明日のフィオレンティーナ戦を応援に来たと思われる、メンヘングラッドバッハのサポーターと拙い英語で会話する。

イタリアでは女子サッカーはまだほとんど認知されていないが、ドイツはどう?と聞いたところ、基本的に男子の試合しか見ないし、ドイツで女子はまだまだの状況だそうだ。

うーむ、井の中の蛙なのか、もしかすると世界的に見た時、女子サッカーはまだまだマイナースポーツであり、サッカーを文化とするヨーロッパと言えども認知度は低いようだ。

衝撃的な試合とともに、いろいろと考えさせられる一日となった。


[WALK:-]



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いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
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