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[2017/02/21] ヨーロッパ視察9日目 モナコ・エクササイズ /

平成29/皇紀2677年1月25日 先勝 | 2021/07/29 17:21 更新
ニース駅
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みんなでランチ
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海側からの眺め
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どこを切り取っても絵になる街・モナコ
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モナコの街並みをバックに
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スタジアムへの道標
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ASモナコのホームスタジアム
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大学が併設されている!
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さらにオフィス!
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ガソリンスタンドとカーショップまで!!
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ASモナコのファンショップ
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モナコは階段だらけ……
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再会を約束して…
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心配していた夜行列車も同室が1人で、しかも、良い人だったので、何事もなく一夜を過ごし、無事朝を迎えた。
同室の乗客は途中マルセイユで降りていったが、昨夜、ベッドに入るなり、自分のノートパソコンを広げ、動画を見ながら寝に入った時点でこれは大丈夫!と確信した。むしろ彼が私を警戒していたのかな?(笑)

遅れが当たり前のフランス国鉄であるが、なんとほぼ定刻通りにニースに到着。
ニースからはローカル列車に乗り、モナコへと向かう。
午前9時過ぎ、モナコに無事到着した。

モナコ・モンテカルロ駅からセドリックのオフィスまで向かうが、なんとモナコではWiFiルーターのローミングがきかないことが判明!(あとで調べたところ、モナコは私の国際SIMカードのローミング対象国から抜けていた。ただ、モナコ駅には2時間限定で使えるフリーWiFiが飛んでいた)
地図が表示できないまま、予想で駅から急な階段を下ってみるが、最下段にあった地図を見るとどうも逆の出口だったらしい。
というわけで、再び重い荷物をもち、駅へ戻る。
この時点でもうへとへと。

そこから最下段で見た地図と勘を頼りにオフィスを目指す。
途中、近くまでたどり着いたものの、その先がわからず、道を訪ねるなどして、ようやくオフィスに到着した。
道がわかれば、おそらく駅から徒歩10分もかからない距離。だが、今日は40分もかかってしまった。
2月だというのに、汗だくになり、オフィスへ入る。

モナコは海岸まで山がせり出した地形に位置するため、街中が坂と階段だらけで、道に迷うとえらいことになってしまう。
今回はセドリックのオフィスで荷物を預かってくれるので、これは本当に助かった。(調べたところ、モナコには荷物預かり所ないそうだ)

オフィスでセドリックと再会を喜び、しばしお話し。
先週終わったばかりのセドリックの会社で主催した「MAGIC」というアニメ・ゲームのイベントを撮影したカメラマンが訪れ、その日のようすを写した写真を見せてもらう。
セドリックも着実に会社を伸ばしている。決して背伸びをしない堅実さが彼のすばらしいところである。

続いて、セドリックと彼のスタッフたちと海岸沿いにある、すばらしいロケーションのレストランでランチをともにする。
ホテルということもあるが、モナコはやはり物価は高め。
ランチもレストランに入れば、最低30〜40ユーロ(=4,000円以上)は覚悟しなければならない。
街中にある高層マンションの一つは、なんと最上階の値段が5億ユーロ(=約600億円)なんだとか!!
世界で一番私に似合わない場所かもしれない。笑

ランチ後、セドリックは仕事に戻り、私は街を散策することにする。
モナコのアップダウンは本当すさまじく、散策というよりはもはや運動である。
ヒーヒーいいながら、坂を登り、階段を昇り……。

目指すはASモナコのスタジアム。
いろいろとぐるぐるまわりながら歩いたせいもあるが、1時間ちょっとかけてモナコの西側の地区にあるスタジアムまでたどり着いた。
聞いたところ、今日は残念ながら、スタジアム内部を見ることはできなかったが、外から見ただけでも十分にインパクトがあった。
それが、スタジアムがまさに多機能を有していたからである。
スタジアムの建物はテナントビルそのもので、オフィスが入ったり、さらにモナコ国際大学が入っていたり、あるいはガソリンスタンド、カーディーラーまである。
まさにスポーツという単機能では終わらない、多機能を実現し、試合のない日でも人々の生活の場となっている。
セドリックにそのことを話したところ、モナコは土地が限られているため、スタジアムにもそういったスペースを確保しなければならないそうだが、逆にそれが功を奏しているような気がする。
オルカが目指す、まちづくりの拠点となる多機能スタジアムの一例がここモナコには存在していた。

ちなみにASモナコは今夜、アウェイでチャンピオンズリーグのマンチェスター・シティー戦に臨むそうだ。

続いて、ASモナコのファンショップをのぞいてみる。(スタジアムとは別の場所にある)
ナイキがウェアサプライをしているようだが、やはりモナコ価格。
結構なお値段だった。

3時間程度の散策というか、徘徊というか、を終え、セドリックのオフィスに無事戻る。
セドリックもわざわざ帰ってきてくれ、これからの計画などについて語り合う。
彼は京都でのイベントをセットアップしようと現在がんばっているようで、実現した暁には女子サッカーともコラボして、オルカ、南葛(キャプテン翼の高橋先生のチーム)、関西のチーム、海外のチームなどを交えて、フレンドリーマッチを行おうというアイディアもある。
次は日本で再会しよう!と誓い合い、固く握手を交わしてオフィスを後にする。

2003年パリのJapan Expoからの旧交。
まさに一期一会のご縁。
モナコで一度は会おうという目的がここに達成された。
そして、また未来へ向け歩み始めた。

18:24、モナコ発の特急・thello(テロ)号に乗り、一路ミラノへ目指す。
今日は初モナコ、そして初のイタリア。

ヨーロッパ視察の旅はまもなく折り返し。
ここから数日は本当の単独、孤独な旅が続く。
十分に気をつけつつ、いろいろなものをもっともっと吸収したい。


さて、ここで閑話休題。
ヨーロッパに来て、気づいたこと、感じたことをつらつらと記してみる。

1.タバコ&ゴミ

ドイツもそうだったが、ヨーロッパ全般に言えるのは、タバコはまだみな平気で吸っているということ。
女性も結構多くの人が吸っている。
さらに公共空間でも分煙はまだまだで、街中で歩きタバコをする人たちも見られる。

さらにポイ捨て!!
タバコのポイ捨てはもちろん、ゴミのポイ捨てがすさまじい。
街中にゴミは落ちているし、先日のバイエルン・ミュンヘンのスタジアムでも試合後、スタンドはゴミだらけになっていた。

訪問した中ではモナコはさすがにきれいだったが、それでもタバコのポイ捨てなどは見られた。

この点、日本は分煙が進んでいるし、街中もきれいだと思う。
外国人が日本に来た時、そのクリーンさに驚くのは当然なことだと思った。
さらにW杯や五輪の時に話題となった、日本人サポーターによるスタンドのゴミ拾い。これは考えられないことかもしれない。

2.いまいちなバリアフリー

ヨーロッパというとバリアフリーも進んでいるというイメージがあるが、少なくともドイツやフランスでは進んでいるとは言い難い。
日本の方がよほど障害者や高齢者には優しいかもしれない。
駅もエレベーターはおろか、エスカレーターもなかったり、せっかくエスカレーターがあるのに、最後の数段は階段を昇り降りしなければならなかったり……。

ヨーロッパでは方々で健脚が求められる。

3.インターネット接続

スマホの普及により、インターネット接続は旅行においてもmustな要素であるが、ヨーロッパではたいていのホテルや駅にフリーWiFiがあり、インターネットに接続することができる。
また、特急列車でもWiFiサービスが提供されている列車もある。(ドイツのICE、ドイツ→フランスのタリスではWiFiが利用できた)

まぁでも、普及の度合いは感覚的にほぼ日本と同じかと思う。
最近、日本でもホテルでのインターネット接続は当たり前になったし、街中にホットスポットが広がりつつある。

なお、海外に行く時は国際的に使用可能なSIMカードとSIMフリールーターを持参することをおすすめする。
WiFiスポットがあるとは言っても、移動中には使えないわけで、移動中も含めるとSIMフリーできれば便利だ。
まぁ、ほとんどの場所で3G回線でのローミング接続となるため、スピードは期待できないが、ないよりはある方が安心である。

ちなみに今回利用しているSIMはイギリスのThree社のもので、3GB(最大90日間)の容量で3,000円足らずでヤフーショッピングでGETできた。
それをSIMフリールーターに挿して設定し、無事接続できている。

ドコモやau、ソフトバンクなどのローミングサービスを利用するととんでもない値段になってしまうため、海外の格安SIMを利用した方が絶対に良い。

海外に来たら、スマホは必ず機内モードにして、ローミング電波は拾わないようにして、WiFiだけ接続できるようにする。
そして、WiFiルーターを介して、インターネットに接続する。

さらに050のIP-Phoneアプリを入れておくともっと便利。
日本で使っている携帯電話の転送機能を使えば、着信をIP-Phoneに転送することができ、さらにIP-Phoneのため、日本にいようが、海外にいようが通話は国内扱いとなり、通話料金も安く済む。
実際今回の旅でも重宝している。

最後にヨーロッパのスマホ事情だが、どうもiPhoneが人気のようだ。この点は日本と一緒。
歩きスマホをやる若者も多く、この点も日本と同じだ。
ただ、これからまわる比較的治安の悪い国では、歩きスマホなどはご法度だとも聞いていいる。真っ先に狙われるのだそうだ。

4.ヨーロッパ鉄道の旅 ※2/22追記

鉄ちゃんとして、大切な話題に触れていなかった。
ヨーロッパは鉄道網が発達して、飛行機での移動も良いが、鉄道を利用しての旅も多少時間はかかるものの趣がある。
ヨーロッパの都市は原野や森林の中にコロニーのように存在しているところが多いため、一度都市を抜けると広大な田園や森林が車窓に広がり、再び都市に到着すると町並みとなる、そんな風景のダイナミックな変化が楽しめる。
以前、パリからウィーンまで夜行列車を利用した際、あまりの車窓の美しさに感動したものだった。
まさに「世界の車窓から」そのものである。

ヨーロッパの鉄道切符も日本でだいぶ手に入れやすくなった、ヨーロッパ全般の切符を扱っている RAILEUROPE は日本語にも対応しているし、HISや地球の歩き方のウェブサイトからも列車時刻を調べたり、切符の購入が可能だ。

RAIL EUROPE
http://www.raileurope-japan.com/

いろいろと調べていて気づいたのだが、ヨーロッパでは同じ区間、同じグレードの列車でも便によって料金が異なる。
もちろん正規料金は共通してあるのだが、たいていの場合、便によってバーゲンチケットが発売されている。しかも、チケット購入サイトや時間によって価格は変動する。
感覚的には航空券に近いものがあるかもしれない。

がんばって探せば、かなり安いチケットを手に入れることもできる。
例えば、今回ミュンヘン→デュッセルドルフ間の約600kmの移動はICE(都市間連絡特急)を利用したが、2等の5人のコンパートメントでなんと1人あたり、乗車券+指定席特急券で3,000円程度で購入できてしまった。日本で言えば、東京から岡山くらいまで、新幹線クラスの列車を使ってその金額で移動できてしまうことになる。
あるいはデュッセルドルフ→パリ間に使った、タリス(国際都市間連絡特急)では2等車と同じ値段で1等車に乗車でき、2+1席の幅広い快適な座席に、WiFi&電源サービス、さらにランチやデザートのサービスまでついていた。

チケットもほとんどがeチケットのため、購入後発行されるPDFを印刷すれば発券完了である。あとはその用紙を当日乗車の際に忘れずに持参すれば良い。

列車が見つからない、あるいはもっと安いチケットを探したい、という人は、上記ウェブサイトのほか、日本語未対応なものの、各国の国鉄などがもっているウェブサイトで購入する手もある。
ドイツ鉄道では日本語対応のチケット購入サイトではできない、座席指定も事細かにできたりもするので、要チェックである。
今回、私が利用したのは、ほかに以下のウェブサイト。

Trainline
https://www.trainline.eu/

ドイツ鉄道
http://www.bahn.com/

オーストリア国鉄
http://www.oebb.at/

ヨーロッパの鉄道の車内設備の充実も特筆すべき点だ。
いま日本ではほぼなくなった、レストランカーやビュッフェカーが特急列車や長距離列車には必ず連結されているし、メニューの値段もよくある「観光地価格」ではないのが良心的。
ヨーロッパの雄大な車窓を見ながら、料理を楽しむのもまた一興。

また、特急列車クラスになると車内WiFiが整備されていて、たいてい無料でインターネットに接続することができる。
さらにコンセントも完備されている列車も多く、パソコン・スマホ・ポケットルーターの充電に重宝する。
これらは日本でも最近新幹線を中心として整備されつつあるが、ヨーロッパの方が進んでいるという印象だった。

加えて、以前から思うのは、ローカル列車も含めて、ほぼ必ずラゲージスペースが車両にあること。
外国人観光客が急増し、これからもインバウンドに力を入れていくのなら、日本の鉄道車両にもラゲージスペースは設けるべきだろう。

ヨーロッパの鉄道は遅れがち(特にスペインやフランス、イタリアなどの時間にルーズなラテン系の国では激しく遅れたりする)と言われているが、今回の旅ではいまのところ大きく遅れたことはほとんどなく、ほぼオンタイムで旅できている。運がいいだけか?
ただ、日本よりは確実に遅延や、場合によっては列車自体がキャンセルになったり、途中で行き先が変わり降ろされたりということもあるので、鉄道の旅は余裕をもった時間設定をしたい。
ギリギリの乗り換えを設定するのはたいへん危険である。

なお、事前に予約せず乗車する時は乗車券の購入を駅でして、改札の代わりにホーム入口などに設置されているパンチャーに通す。
ヨーロッパの駅には基本的に改札というものは存在しない。(パリ地下鉄は自動改札が古くから導入されているのでタダ乗りはできない)
なので、タダ乗りしようと思えばできてしまうのだが、運悪く車内の検札で見つかると多額の罰金を支払うことになる。
まぁ、ここはしっかり切符を購入した上で乗車しよう。

列車にはたいてい1等車と2等車があるのだが、それは車両に「1」「2」という数字で大きく表示されている。
号車番号よりも大きく表示されていることが多いので、号車と見間違えないようにしたい。

乗車の際、プラットフォーム番号は直前までわからないことも多い。
発車の10〜50分前くらいに駅の電光掲示板や放送で案内されたら、そのプラットフォームから乗車することになる。
乗車位置も案内されてはいるが、これが結構いい加減で、いざ入線してみると、全然違うところに停車したケースも多かった。
なので、乗車位置案内は鵜呑みにしない方が良いと思う。

最後に夜行列車であるが、私はいままで一度も危ない思いはしたことはないが、特に簡易寝台と言われるクシェットは古くから犯罪の温床になっているようだ。
置き引きやスリは日常茶飯で、ひどい場合は強盗に遭遇することもあるのだとか。国により安全性も異なるので、ここは事前にしっかりリサーチする必要はあるだろう。

まぁ、複数人で利用するのであればまだ安心だが、単独で利用する場合は貴重品の管理などは十分に気をつけたい。
貴重品は肌身離さず、さらにもしものために分散してもつ。
パスポートはもうパンツに入れるくらいの勢いでもいいだろう。
寝台では最上段がもしかすると一番安心かもしれない。

ただ、日本では消滅したブルートレインの旅情を味わえるし、2等クシェットともなれば、6人部屋なので、同室の人たちと仲良くなれば楽しい旅を続けることもできる。
パリ→ウィーン間でかっぺの仲間と乗車した時、同室の人たちがそれぞれバラバラの国の人たちで、当時ブッシュ大統領がイラク戦争を仕掛けていたこともあり、そんな話題や、あるいは日本の文化、アニメなどの話で盛り上がったことを思い出す。

ヨーロッパをめぐる際は、ぜひ鉄道の旅も試してもらいたい。


以上、ヨーロッパで感じたこと、気づいたことでしたー。


[WALK:-]



旅行 ||
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な・に・ぬ(na.ni.nu)について
いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
その間、私の人生にもさまざまなことがありました。自分にとって、この日記は第一に自分自身が自分の歩みを忘れないようにするための記録であり、そのために各日記には一年前の同日の記事が表示されるようにもなっております。
いまさらながら、読者のみなさんにお願いがあります。この日記はあくまでも私の個人の活動記録であり、個人の見解が述べられています。したがって、私が所属する企業・団体・業界の公式的な記録や見解ではありませんので、この点ご理解の上、お付き合いください。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

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