受講者から登壇者へ
朝7時の特急に上田くんと乗り込み、一路新潟へ。 乗り換えは東京駅のわずか1回。 東京駅で新幹線車内でのスマホ発煙騒ぎが起こったばかりらしく、新幹線のダイヤは大幅に乱れていたが、我々の新幹線は15分程度の遅れで済んだ。 安房小湊駅から東京駅まで特急で1時間50分。 東京駅から新潟駅まで新幹線でやはり1時間50分ほど。 距離は何倍も違うはずだが、所要時間はほとんど変わらない。笑
というわけで、うつらうつら眠っていると、あっという間に新潟に到着。 新幹線を降り立つと、さ、寒いっ!!! 聞くところによると、昨日まで比較的暖かったが、今日から一気に冷え込んだそうで、初雪を観測したところもあるのだとか。
新潟にわざわざやってきたのは、新潟県スポーツ課主催の「スポーツ資源を活用した観光・地域づくりセミナー」に、行政とは別組織で運営している地域スポーツコミッションの代表として、パネリストで登壇するため。 ウェルスポのほかに、地元の十日町市スポーツコミッション、茨城県の(一社)笠間スポーツコミッションとともに登壇した。
実は新潟県は第2の故郷とも言える土地。 今回、随行したウェルスポの上田くんは新潟市出身(なんと、夜の懇親会場からは徒歩10分に実家があるという近さ。まさに地元民)だし、私も母方が新潟県の名立町出身であり、年に一度は直江津に通っていた。 さらに、私が「スポーツコミッション」という組織を知るきっかけとなったのは、オルカ鴨川FCのフロントを務めていた当時、館山市で行われたスポーツツーリズムのセミナーに受講したことで、そこで事例発表を行なっていたのが、新潟市のスポーツコミッションの方だった。 そして、今日一緒に登壇した茨城県笠間市であるが、鴨川市で地域おこし協力隊を務めている、ゾンネのキャプテン・ヨンちゃんのお母さんが地域おこし協力隊にまもなく就任する市でもあるのだ。農家を営んでいたヨンちゃんの祖母の実家があるのが笠間市であるということもある。 いやはや、なんというご縁。世界は狭すぎるぅ〜。笑
太平洋から日本海に三国峠を越えてやってきたということで、いつにも増して歯に衣を着せず、ウェルスポが苦労してきた話、現在進行系で奮闘している話を、赤裸々に語らせていただいた。 地域スポーツコミッションが大切なのは、つくることではなく、つづけること。 ウェルスポの場合、国の交付金が切れるとともに、厳しい財政難に直面している鴨川市からは満足な経済的支援が受けられず、首長も交代する中で、ある意味はしごを外され、苦境に立たされてきた。解散もまじめに何度も検討した。でも、職員にも無理を強いながら、私自身も無報酬に3年間甘んじながらも、あきらめずに、続けてきた。 だからこそ、いまがある。
最近、事例発表をさせていただく機会も増えてきており、かつての受講者から登壇者へと変わりつつある。
今日は新潟県内の行政関係者、スポーツ団体、アルビレックス新潟をはじめとするプロスポーツ団体関係者など、多種多様な受講生が集まっていたが、その一人から質疑応答にて、事業を持続していくためのコツはあるのか、という質問が出された。 咄嗟に出た答えは「とにかく、あきらめないこと」 極めて精神論的な回答で、求められた答えになっていないとは思うが、つまるところ、それに尽きると思う。 まさに、あきらめなかったからこそ、今日のこの登壇があった。
セミナーを終えると、夜は関係者にて駅前で懇親会。 こちらも新潟トークで盛り上がった。 参加者からは「刺激的な話で、参考になったし、力をもらえた」とのうれしい感想をいただいた。
あきらめず、そして、ご縁をつなげてきたからこそ。 今夜もご縁に感謝する、そんな時間が流れた。
ちなみに今回スポーツ庁から来られた田中参事官は、農水畑も経験してきて、ラーメンを1日2食は食べる「ラーメン官僚」としても知られるツワモノで、かなりユニークな人だった。番組も何本か持っているらしい。(公務員なので全て無報酬) 国には、実はこうした濃いキャラクターの官僚が実は多くいたりする。
↓参考記事 https://www.asahi.com/articles/ASR523K10R4DUPQJ00G.html
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