2021/11/09

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危機感と覚悟
先週末から来てくれていたSARIさんが午前中、名古屋へ向けて帰ってきた。
SARIさんはその後、碧南ビーチコートに立ち寄って、ビーチサッカー練習をして帰ったらしい。
いやー、本当にタフな人だ。
ビーチサッカーで結ばれた御縁。
関東女子リーグも閉幕し、さらにSARIさんも帰って、ちょっとしたロス状態〜。笑
心新たにスタートしていこう。


午後は栃木県矢板市の矢板スポーツコミッションの視察を受け入れる。
あいにくの悪天候で、総合運動施設などのスポーツ施設を見学した後、たっぷり時間があったので、ウェルネスポーツ鴨川の取り組みについてプレゼンテーションした後、かなり長い時間質疑応答と意見交換を行った。
テーマはズバリ、地域スポーツコミッションの自走化について。

高い公益性がありながら、収益性の低い事業を多く手掛ける地域スポーツコミッションにとって、正直自走化はかなり難しい課題であり、そもそも、事業の性質上、自走化してはいけないくらいに私は思っている。
したがって、プレゼンの後段で私はハッキリと「完全自走化は不可能」と結論づけた。

しかしながら、それでも、矢板のみなさんは自走化にこだわりたいという。
そのためのヒントを集めているようだ。

とりわけ、今回の視察を率いてきた、矢板市役所の担当の方の熱量は高かった。
それに関わるメンバーも官民ともに情熱がありそうだったし、この時点で「人」のお膳立てはできているように思えた。

なによりその熱量の背後には、地域の厳しい現況を受けての強い危機感、そして、覚悟を感じた。
地域づくりの原動力はえてして危機感やピンチな状況だったりする。
逆にそれが情熱によってチャンスに変わり得るとも言える。

対して、鴨川市の我々は危機感と覚悟をもっているだろうか。

ウェルスポは少なくとも今は危機感の塊だ。
厳しい財務状況。職員も給与カットし、プレハブのリースも解約し、今年度は極めて厳しい緊縮財政の中で運営を余儀なくされている。
来年の存続さえ保証されていない。私も今年度は無報酬である。
だが、だからこそ、最近実は市外から案件が次々に飛び込んでくるようになってきている。
ウェルスポの積み重ねがいよいよ芽吹きつつある。
これも危機感の中、みんなでなんとか歩んできたからだと思う。

危機を認識せず、あるいは見て見ぬ振りをして放置するのが本当の危機である。
危機を感じ、しっかり受け止め、それを打開しようとした時、実はそれは大きなチャンスに変わり、乗り越えた時、唯一無二の成長とノウハウを手に入れることができる。
ウェルスポは数少ないそんな事業体を目指したい。

矢板の方々の情熱に、逆に刺激を受けた時間となった。


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