2021/10/18

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まちづくりはマクロからミクロへ
コロナ禍による2年連続の神賑行事の中止。
神事のみ行われた夏の天王祭と、先週末の天津神明宮例祭。
祭りがいのちの天津としては寂しい限りであるが、きっと来年はにぎやかでエネルギーあふれる天津の祭りが復活すると信じている。

天津地区はまさに祭りに始まり、祭りに終わる里。
7月末の天王祭(須賀神社例祭)、10月16日の天津神明宮例祭のほか、4月には年に一度の山開きである「なぎなみ祭」が行われ、また、天津の各町内に鎮座する神社のお祭もそれぞれ行われている。総代、役員にもなれば、このほかに2月の祈年祭や11月の新嘗祭にも参列する。
天津の人たちと飲み屋に行けば、話の半分以上が祭りの話かもしれない。
祭りにかける時間も半端ない。みな、祭りはたいへんだが、と同時に、天津の祭りを誇らしく語っている。

私は天津の祭りを見る度に、その勢い、結束力、陳腐な言い方になってしまうが、天津のもつ「地域力」に圧倒される。


2006年に千葉から天津に帰ってきた私。
2008年からは「かもナビ」を皮切りに、地域メディアに取り組み、そこからフリーペーパーの編集やイベントの企画・運営、聖地巡礼の取り組み、女子サッカークラブ、スポーツによるまちづくりなど、さまざまな角度からまちづくりに取組んできた。

ここへ来て、思うことがある。
結局のところ、まちづくりはミクロが大切であると。
言い方を変えれば、どローカルが大切である。

2008年の「かもナビ」、あるいはその流れを受け継ぐ、観光プラットフォーム事業などに象徴されるように、確かに鴨川市全体、地域全体での取り組みも大切なことは間違いない。
広い地域で連携して地域活性化を推進していく「広域連携」「地域間連携」は官民ともに重要なテーマとなっている。

だが、結局のところ、その地域を形作っているのは、小さな単位の町であり、集落であり、もっと言えば家族であり、個人である。
私はこの十数年、鴨川市全体、あるいは房総全体を見て、まちづくりを推進してきたが、最近はもっと小さな単位、すなわち自分が生まれ育った天津小湊、さらには天津地区、もっと言えば神社周辺のエリアを見つめ直すようになってきている。

これは年齢的な問題もある。
父も齢73となり、私としても、いまのように外を飛び歩いてまちづくり活動に勤しむタイムリミットも3年ほどと見ている。
そろそろ、徐々に神社へと軸足を戻していくべき時が来ている。
であるならば、今後しっかりと取組んでいくべきまちづくりは、地域全体、鴨川市全体から、必然的に天津小湊、天津地区、神社周辺へと視点が移っていく。

繰り返しになるが、社会や地域を形作る最小単位である集落や家族、個人が輝いてこそ、大きな社会や広い地域は活性化されるのだ。

マクロからミクロへ。
私の携わるまちづくりのステージは変わりつつある。


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天津小学校から曵き出される御用木(2015年8月22日)
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天王宮前にて
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夜、天津小学校校庭ではZERO1プロレスを開催
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深夜、天津神明宮に御用木が曵き納められ、3日間に渡る式年鳥居木曵祭が執り納められた。
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