2021/09/08

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自信がないから努力する。準備する。
1998年、大学4年生・22歳の時に仲間と一緒にITベンチャー起業した。
大学裏の昭和レトロなアパート、エアコンもない、トイレも共同の4畳半でスタートした会社であるが、その後、インターネットが爆発的に普及していく時代の中で、我々の会社も波に乗り、設立から数年は売上高は倍々ゲームどころか、桁が1つずつ変わっていくような急成長だった。

ただ、いまから当時の自分を振り返れば、若気の至り、当時はそんなに自覚できていなかったが、生意気な青二才で、お客さんとぶつかることもあった。まぁでも、それは若いから許されたことでもあり、逆にそんな異質で尖った会社だからこそ、お客さんは我々を育ててくれたのかもしれない。

そんな自分だったが、正直、創業当時からずっと、いまでも、自分のやっていることに自信がもてない。自分は果たして、お客さんからお金をいただけるだけのクオリティの仕事ができているのか、常にそう思い続けて仕事をしている。

でも、年齢を重ねるごとに、思うこともある。
自信がなくて良いのだと。
自信がないから、もっと良くしたいと努力する。
自信がないから、しっかり準備する。

オルカ鴨川FCのフロントスタッフを務めていた頃、選手たちとコミュニケーションを取る機会もたまにあったのだが、選手たちも試合前、特に昇格をかけた入れ替え戦の前ともなればナーバスになるし、自信をなくす選手たちも多い。
いくら練習しても決して安心できない。そういう日々を過ごす。
そんな時、自分から声をかけたのは、それでいいんじゃないか、ということ。
逆に安心してしまっては準備をしなくなる。そういう時の方が悪い結果になる。

それは自分の経験からも言えるけど、例えば、私はイベントを企画・実施する中で、イベントの前日はとても不安になる。
いくら準備していても、それでもまだ足りないのではないか、漏れ落ちがあるのではないか。
不安で不安で、眠れなくなる。
しかし、そういう不安が大きいイベントほど、無事に成功したりする。
逆に変に慣れて、大丈夫、と思っているイベントほど失敗したりする。

人生、本当に不思議なものだ。

自分も含め、自分に自信をもてない人。
無理に自信をもつ必要はない。
自信がないから向上できる、改善できる余地を見いだせるのだし、成長できる。
なにより準備や努力に勝るものはない。
結果はどうであれ、最後まで準備をやりきれば、努力を続ければ、反省はあっても、後悔はない。

これからも自分にそう言い聞かせながら、歩んでいきたい。


[WALK:-]

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