まつりごと
午前中、久々に行われた、海辺のまちづくりの委員会に出席。 夜は商工会理事会に出席し、その後、有志メンバーで一杯。 明日から長野視察ではあるが、結局、飲んでしまった。 なんと向こう見ずな私であろうか。
多くは語るまい。
しかし、海辺のまちづくり、商工会理事会後の一杯で、私は故郷の先行きを考えてしまった。 来春、千葉県知事選が行われるが、鴨川市でも市長選が行われる。 すでに報道されている通り、現職に加え、前職も立候補を表明し、まさに新旧対決の様相を見せている。 昨年の県議選、さらにその前の数々の選挙で感じているが、本当に田舎の選挙は難しい。 たいていの場合、その後、禍根を残すことが多い。 だから、私は立場的にも、正直選挙はあまり好きではない。
普段、地元を良くしたいと思っている人同士、時には友人、親戚同士が敵味方に分かれて選挙戦を戦うことになる。 政策論争に終始するのであれば良いが、正直、そうならないことの方が多い。 田舎の場合、どちらも保守系のため、政策は実は似たりよったり。 あとはどちらがどれだけ関係者をまとめられているか、人間関係が間違いなく物を言う。
私自身、まつりごとはもっともっと純粋であってほしいと思う。 選挙は民主主義にはなくてはならない手法だという考えもあるが、日本には私は選挙という手法はなじまないと思う。(誤解を恐れずに言えば、私は「民主主義」についても懐疑的である) 和を以て貴しとなす。 かつての日本では選挙をせずとも、最後は全会一致によって、自分たちの代表者を選んでいたように思う。
まちづくりを語る際、いつも述べていることだが、結局のところ、だれ一人として故郷を悪くしたいと思う人間はいないのだ。 まちづくりにおいて、最終的にはみなが力をあわせ、心をひとつにして取り組むべきだ。 そこで大切なのは相互理解、リスペクトだ。 それなくして、まちづくりはできない。
選挙が近づく度に、自分はそんな気持ちになる。
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