2020/05/04

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抗体検査が物語るもの
神戸市での抗体検査で、被験者の3%程度が新型コロナウイルスにすでに感染していた、という結果が出たというニュースを読んだ。
うっすら推測はしていたのだけど、実際にそういう結果が出ると、やっぱりか、という気持ちとともに、やはり驚きもある。

抗体検査は世界的に行われ始めているが、これを考察した記事を見つけた。

|実際のところ日本にどれぐらい感染者がいるの? 続々と出てくる抗体検査の結果の意味
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200505-00010003-bfj-soci

仮に、神戸市での調査を日本全国に当てはめたとすると、日本人のおよそ300〜400万人が潜在的に感染者であったということになる。
ただ、この記事の中でも検証されているように、そもそもの検査精度の問題もあり、また、病院に来た人を一般市民と同様の条件で論じて良いのかということもある。また、新型コロナウイルスについてはまだその形態がはっきりとはわかっていないということも大きな要因である。

したがって、これを純粋に数値的に判断するのは時期尚早だし、真実を見誤ることにもなるだろう。

ただし、これだけは言えるのは、現在発表されている感染者数の数十倍以上の感染者が実は潜在的に存在していた/存在しているということである。
つまり、自分自身が実は感染者であった/あるという可能性は結構な確率で、ありえることである。だからこそ、いまのこの時期は #StayHome を徹底し、人との接触を避け、感染を広げないということが重要なのであろう。

しかし、この状況が長く続くと、新型コロナウイルスが原因での死亡者は抑えられるかもしれないが、間接的な、要は社会経済的な要因で命が失われる人も出てくるわけで、バランスを考える必要もある。これがいわゆる「出口戦略」ということになる。
その上で、抗体検査にチャレンジし、ある程度の確証を得て、いわゆる「新型コロナウイルスとの共存社会」の在り方を考えていくことも必要になる。

仮に多くの感染者が実はいた/いるということになれば、感染者数に対する発症率、重症化率、致死率は大きく下がることになる。
となると、もしかすると、1・2月頃言われていたように、やはり一般のインフルエンザや風邪との比較となり、もしレベル的に同様であれば、ここまでの極端な対応について再考することにもなる。

ただ、これは慎重に進めるべきだし、一つの考えとして、抗体検査によってヒットした日本人がもっている新型コロナウイルスの多くは1月からの中国からの型(無症状が多かった)かもしれないし、その抗体保有者がいま猛威を奮っているヨーロッパ型に罹らないという保証はないのだ。

今後のさらなる研究が待たれるところでもある。


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