2019/10/20

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ウィスコンシン友好使節団4日目 マニトワックとの友情
今日は昨日と打って変わっての晴天。
鴨川市と姉妹都市であり、私自身も過去に訪問団をホストファミリーとして三度受け入れたマニトワック市を訪問した。
スケジュールの関係で4時間ほどの限られた時間であったが、関係者の方々とお会いし、さらにマニトワックのサイクル事情についていろいろとお話しを伺った。

今回、過去に我が家に泊まったボブさん(奥さまは今年残念ながら他界)とお会いしたかったのだが、高校時代の友人たちとちょうどカルフォルニアに出かけているということで、数ヶ月前にちょうど訪日していたエイプリルさんという女性の方をつてに訪問したところ……。
元市長や交流協会長をはじめ、多くの方が集まってくださり、さらに現地でサイクル事業を展開する方も呼んでくださり、本当に良くしていただいた。これには使節団のグループメンバーも驚いていた。

鴨川市とマニトワック市は長い間毎年きめ細やかな交流を続けている。
協会長の息子さんは現在鴨川市役所に勤めているほどだ。
その積み重ねた友情がまさに発揮された一日となった。
やっぱり結局は人の御縁だ。

マニトワックには、北側に隣接するツーリバー市との間のミシガン湖畔にサイクルコースが設定されていて、ミーティングの後、実際に見せていただいた。
コース沿いにはパーク&ライドができるポイントがいくつかあったり、青い色のベンチが計画的に設置されていて、ウォキング、ランニング、そしてサイクリングができる環境が整っていた。

印象的だったのは、ちょうどコース沿いのガーデニングをボランティアで作業していた年配の女性。
彼女は週2回奉仕しているのだが、一切行政からはお金をもらわず、自分たちで整備しているんだ、ということを誇り高くお話ししていた。まさにまちづくりにおいて大切な姿勢であると思う。
アメリカにはそうした自助による社会づくりの文化が定着しているように思う。(寄附の文化など)

今日のお話しを伺う限り、局所的には昨日のトレイルコースのように、コース整備はされているものの、いろいろと課題はあるようにも思えた。
例えば、ウィスコンシン州全体での連携ができているか、と言えば、各地域にそれぞれの取組みや組織があるものの、全体的にはまだ連携されていない、というお話しもあった。
また、アメリカはまだまだ車社会であり、ミシガン湖を横断するフェリー料金も安いので、レンタサイクルやシェアサイクルなどを使うと逆に予算的に高くついてしまう、そのため、観光客が自転車に乗るのを躊躇するという話もあった。
シェアサイクルについては、マニトワック市では現在計画中で、数年ほどでの導入を目指しているようである。

いずれにしてもサイクル文化を発展させるには、さまざまな面からのきめ細やかなアプローチが必要になるということを感じ、これは日本でも変わらないことであると再認識させられた。

マニトワックのあたたかい方々との別れを惜しみつつも、再びミルウォーキーへ戻る。
夕方、今回の使節団のホストファミリーを務めてくださった方のお一人の自宅に訪問し、メキシコ料理を味わうパーティーに参加する。
おそらくメキシコをルーツにもつ方々ともいろいろとお話しできた。

アメリカはざまざまな人種、民族、文化が交差するモザイク社会。
多様性が共存する社会でもあるが、一方でそれに起因する社会課題もまだまだ多い。
そんな一面を垣間見る時間でもあった。


[WALK:-]
葛飾北斎がインスパイヤされたという、波の伊八の代表作。有名な浮世絵が地元の人たちによって壁一面にダイナミックに描かれていた。

マニトワックの方々と

日本ではなかなか見られない跳ね橋
iPhone 7 3.99 mm ISO20 1/1842 sec f/1.8
マニトワックからツーリバーへのトレイルコース
iPhone 7 3.99 mm ISO20 1/2457 sec f/1.8
同コースの看板
iPhone 7 3.99 mm ISO20 1/2037 sec f/1.8
ボランティアでガーデニングをしている女性の誇り高き話を伺う

ハロウィーン
iPhone 7 3.99 mm ISO20 1/105 sec f/1.8

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