2019/09/12

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被災4日目:支援物資続々と
被災4日目。幾分、気温が下がってきた。
昨夜総合運動施設のエリアは電気が通り、業務もできるようになった。

昨日に引き続き、今日はさらに大量の物資が全国から届いた。
水、非常食、ブルーシートの山が災害時の物資一次受入ポイントとなっている総合運動施設の文化体育館にできあがった。
東日本大震災をはじめとする過去の災害の教訓は活き、いまでは場所によるとは思うが、発災から2〜3日で官民発問わず大量の支援物資が届く仕組みができているということを実感した。
つまり、裏を返せば、地域で3日分程度の水・食糧が備蓄できていれば、急場はしのげるということになる。

他の自治体はわからないが、鴨川市では災害時には消防防災課を筆頭課として、対策本部が組織され、各課がそれぞれの役割分担をもって当たることになっているようだ。
今日はスポーツ振興課の職員だけでなく、産業班(物資などを担当)の農林水産課の職員もやってきて、彼らの指揮の下、我々も支援物資対応に当たった。

行政というと、公平が原則となるため、支援物資もいかに市民に公平に行き渡らせるか、ということが重要視される。しかしながら、過去にも例があった通り、それにあまりにもこだわりすぎると、返って物資の配給が遅れ、必要な市民に必要なものが行き渡らないという本末転倒な状況が起こってしまう。
今日、感心したのは、その公平性の悪い面を現場の職員たちが打破し、最終的には各地区の状況を鑑み、本当に必要なものを必要なだけどんどん出そうということになったという、行政としては異例の判断を実行したことだ。極めてマニュアル的に各地区等分にする作業をやっている時間は無駄だ、と。このフレキシブルな対応は現場で見ていて頼もしかった。
逆に言うと、それだけ多くの物資も送られてきているということで、だからこそフレキシブルな対応もできた、というわけだ。本当に支援してくださったみなさんには感謝しかない。
少なくとも鴨川市は届いた物資がその日の内にみなさんの手元に届いている。文化体育館に納められて、最短で1・2時間で各配給ポイントで配られているものもある。
この点はぜひ市民のみなさんにも安心してもらいたい。

途中神社に戻ろうと思ったが、次々運ばれてくる物資の受入を一緒に手伝っていたので、気づけば夜に。

一方、天津地区では、昨日に続き、またまた同級生の計らいで今度はカップラーメンが大量に届き、地域の方々に配布させていただいた。こちらもあっという間に配布完了。
4日目ともなると、やはり非常食だけではそろそろきつくなってくる。もちろん贅沢は言えないけど、温かい食べ物、調理した物、汁物を摂取したくなる。

天津に戻ると、停電は復旧しておらず、今日も真っ暗闇。
明日もまた忙しい一日になりそうだし、私もそのまま就寝。


[WALK:6413]
次々に届く支援物資
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みんなで力を合わせて運び込む
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各配給ポイントへすぐさま配られていく
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届いた物資を管理するホワイトボード
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荒川区からも大量の物資が
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善意の山ができていく
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上から見たところ
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友好都市であるさいたま市からも到着
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ずれたプレハブを調整
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