2019/03/21

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真索さんに捧げる開幕戦勝利
昨日とは打って変わっての時折雨のぱらつく、雲の広がる一日となった春分の日の今日、鴨川市陸上競技場では、いよいよなでしこリーグの今シーズン開幕戦が行われた。
オルカがホームで迎え撃つ相手は静岡産業大学磐田ボニータ。
2016年シーズン、チャレンジリーグからなでしこ2部への昇格を決めた、土砂降りの鴨陸で戦った相手でもある。
そして、以前オルカにも所属していた平野里菜、武田ありさ両選手が所属するチームでもある。

そして、この試合は開幕戦だけでなく、オルカにとって、我々にとっても特別な試合となった。
今月9日に急逝した真索さんを偲び、感謝を捧げる試合である。
選手たちは喪章をつけ、キックオフ前にはボニータの協力もいただき、選手たちはセンターサークルで円形に整列し、場内全員起立しての黙祷が捧げられた。

試合開始前のセレモニーでは、長年の懸案であった、真索さんが心血を注いで、小湊鐵工所が制作した可動式ベンチの市への寄贈式が行われた。
可動式ベンチは実に4年越しの夢だった。2015年、チャレンジリーグ参入を目指していた我々は運営の勉強に、と、ジェフレディースやレッズレディースのホームゲームを見学に行き、運営のようすを見せてもらった。
真索さんも一緒し、そこで目にした可動式ベンチをいつの日か鴨陸にも導入したい!そんな夢を膨らませた。
そして、ついに実現した。
可動式ベンチのイスに使われているのは、旧国立競技場で使われていたイスである。日本のスポーツの歴史が鴨陸で未来につながった。

真索さん渾身のベンチ。
オルカのホームゲームで使われる光景を真索さんは見られずに旅立ってしまった。
でも、今日のホームゲーム、きっとどこかで見守っていてくれるはずである。

試合はキックオフから終始オルカが危なげなく、ほぼ全時間帯にわたってペースを掴んで進んだ。
何度も相手のゴールを脅かし、ついに前半30分、コーナーキックから新加入の鶴見選手がヘッドでゴールを決め、オルカが先制。
鶴見選手と言えば、ジェフに所属していた時代、おそらく私はえひめ国体で千葉県代表で戦っている姿を見たと思う。(記憶が確かなら)
その数分後、いまやオルカの9番を背負った村岡選手が、成長著しい中島選手からのパスを受けてシュート。冷静に決めきり、さらに点差を広げた。

今日の選手たちを見ていて思ったのは、昨年よりも格段に判断のスピードがアップしたような気がしたこと。
今シーズンはだいぶ期待できるのではないだろうか。
もちろん、サプライズ入団した、元日本代表の近賀選手も安定したプレーを見せ、チームを落ち着かせていた。

後半は特にスコアは動かず、2−0で試合終了。
オルカが見事に開幕戦を勝利で飾った。

心配されたお天気も途中雨が降る時間帯はあったが、それでも後半には雨も上がり、うっすらと晴れ間ものぞくほどだった。
きっと真索さんが傘になってくれたのだと思う。

試合後のインタビューで明らかになったことだが、この日ゴールを守ったキャプテン・國香選手は真索さんからプレゼントされたグローブを着けてシャットアウト勝利に貢献していた。
思わず、涙が出そうになる瞬間であった。

念願のなでしこ1部昇格を目指す、オルカのシーズンが始まった。
開幕戦、真索さんに捧げる勝利をあげたオルカ。
きっと今年こそ!良い結果をもたらしてくれるはずだ。
みんなで応援していきたい。


[WALK:5159]
いよいよ開幕!
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小湊鐵工所制作の可動式ベンチ
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