2018/07/25

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SPORTEC2018
今日から始まった国内最大級のスポーツ見本市「SPORTEC2018」に行ってきた。会場は東京ビッグサイト。
以前冬コミケに行った以来となる。その時と比べると、国際展示場駅から東京ビッグサイトまでのアプローチは閑散としていた(コミケと比べたらあかん!笑)

「SPORTEC2018」には900以上の企業・団体が出展しているというとんでもない規模のものであるが、セミナーも充実している。
我々は初日の基調講演で行われた、スポーツ庁・鈴木大地長官、スポーツツーリズムの先駆的専門家である原田教授、ルネサンススポーツクラブの斎藤会長による講演を聴き、その後、Jリーグの創設者であり、現在Bリーグやハンドボール界に関わっている川淵三郎
氏の講演、さらに最後はBリーグチェアマンの大河正明氏の講演を聴いてきた。

で、ここでハプニングが……。最初の講演スタートは午前10:30で、会場到着したのは午前10時過ぎ、余裕で間に合うだろうと思っていたら……、なんとイベントの入場受付に人が殺到し、大行列ができていて、しかし案内板もほとんどなく、スタッフが配置されてはいるが、館内放送を使うこともなく、何を案内しているかもよくわからない状況。
行儀の良い日本人たち(我々も含む・笑)はとりあえず並べば良いのか、とわけもわからず行列に加わっているが、本当にその列が正しいものかもわからず……。
受付周辺は混乱が生じていた。
そんなこともあり、なんと10:30のセミナーに間に合わないという状況に……。せっかく東京まで出てきたのに! 10:50頃、受付を済ませなくても講演は聴講できるようにしたとの案内が入り、我々も急いで講演会場に入ったが、聴けたのは鈴木大地長官の最後の5分間くらいからだった。チ〜ン! 我々もげんなり……。
イベントの内容云々の前に、運営のまずさを見てしまい、ある意味勉強になったとは思う(苦笑)


それに対して、講演内容はどれも示唆に富んだばかりだった。

中でも原田教授のスポーツツーリズムに関する講演は非常にわかりやすく、また的確であり、さらに鴨川の我々が目指している方向性とほぼ合致する内容を述べられていて、自信をもつこともできた。

キーワードとしては、人々の趣向が「都市型モノ消費」から「地方型コト消費」に確実に移行してきていること。すなわち、地方の環境資源をそのまま活かしたアウトドアスポーツが一つの柱になってくること。それがヘルスツーリズムにも結びついていき、現在その認証制度も検討していること。

スポーツタウンの推進においては、モビリティー(インフラの整備)、交流人口の拡大、健康志向、持続可能性という4つの要素が大切であり、持続可能性で言えば、マスイベントではなく、小規模の地域に対する負荷の低い活動を開発・継続すること。

スポーツ×文化×観光の連携・融合が今後のキーになること。将来的にはスポーツ庁、文化庁を統合し、スポーツ文化省を構築することを提案していること。地域によってはすでにスポーツ文化コミッションが立ち上がってきていること(先を越された!)

確かに我々が考えているところとかなり同じである。

鈴木大地長官の話しはちょっとしか聴けなかったが、それでも、スポーツ施設をアリーナとして捉え、建設をコストと見るのではなく、もっと広くトータルで評価する必要性。アスリートが旧来のスポーツ選手の枠組みを超えた、社会貢献の役割を発揮すること。スポーツの価値を高めること、を述べられており、こちらにも大いに共感を覚えた。

川淵氏やBリーグの大河チェアマンも同様のことを述べていた。

原田教授の話しによると、スポーツツーリズムはここから成長期に突入していくとのこと。
スポーツを広義にとらえ、スポーツが一つの産業としても成り立ち、また社会問題の解決にも役立っていく。アスリートやスポーツ関係者がそういった視野で活動を展開していく。
そういった重要性を改めて認識する一日となった。


[WALK:9127]
冬コミケ以来の東京ビッグサイト!笑
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受付は大行列…
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