オルカファン感謝祭2017
天気予報通りのすばらしい晴天に恵まれ、オルカファン感謝祭2017を開催することができた。
午前中の第1部では、昨年に続いて我が合資会社いなかっぺがマッチスポンサーを務めさせていただき、今年は引退記念試合「INACUP2017」として開催した。 早くから今シーズン限りで現役引退を表明していた松長朋恵選手をはじめ、今井さゆり選手、石井友莉奈選手、福庄希実BU監督兼選手、そして、オルカのレジェンド、否なでしこのレジェンド、中村真実選手の現役引退を飾る試合を行うことができた。 女子サッカー界では引退記念試合をこうしたしっかりしたイベントで行うことはおそらく少ない。そんな中、私としてはどうしても行いたかった企画。実現できて良かった。
青組・白組に別れ、前後半(15分ハーフ)で引退試合がチームチェンジし、さらに10分というあり得ない後半アディショナルタイムには2015年シーズンのユニフォームをまとった北本監督をはじめとするまさにレジェンド軍団が乱入し、レジェンド対現役選手という夢の対決が実現された。 U-15、BUの選手も加勢し、もう人数関係なしのなんでもありの状態でめでたく試合終了。
キックオフ前には、引退選手の紹介・記念品贈呈、また、今シーズンオルカのホームゲームを支えてくださったボランティア「ORCA V.ASSIST」のみなさんに選手から記念のサインパネルが贈呈された。さらに、OKA.Pの肝いり、松長姉妹による「キャプテン翼」立花兄弟ばりのキックインを行った(笑) また、この試合はオルカスマイルコミュニケーションラジオによるインターネット生中継のほか、なんとドローンを飛ばしての空撮生中継も行った(女子サッカー界初の試み?)
試合自体は前半、ルーキー土屋選手のゴールで先制した青組だったが、後半アディショナルタイム、人数的には圧倒的に劣る、トップ現役チーム(白組)が今季でオルカを離れる松田選手の置き土産とも言えるゴールで同点に追いつき、仲良く1−1のドロー。
勝利チームは北本監督(本日マッチコミッショナーを担当)の独断と偏見で青組となり、白組からブーイングが飛ぶ中、賞品のデザートビネガーが贈呈され、負けた白組にはミツカンの「やさしいお酢」がプレゼントされた。 また、MVPには中村真実選手が選ばれ、沖縄のフルーツビネガーとゼリーセットが贈られた。
実はこのプレゼント、マッチスポンサーである「我が社」で用意したのだが、昨年は「塩」をテーマとして、勝利チームにはバスソルト、敗戦チームには食卓塩をプレゼントしたのだが(笑)、今年は調味料さしすせそ、ということで「し」の次の「す」にした。 酸いも甘いも人生、そしてサッカーの醍醐味ということで。
第1部最後にはみんなで写真撮影し、無事終了。
場所を文化体育館に移して、第2部スタート。 まずは広場に出店されたオルカ横丁でのランチタイム。 選手たちもお店に立ち、またファンたちとランチを食べ、シーズン中は決してできない交流を行った。 この日、一日を通じておよそ300人のお客さまにご来場いただき、横丁もたいへんな賑わいであった。売切のお店も続出! すばらしい!!
午後1時過ぎからは選手たちが心を込めて準備してきた、ファン参加型の交流アトラクション「ORCA Active Line」が展開された。 選手たちによるオープニングダンスの後、用意された5つのアトラクションに参加者が挑戦するというコーナーを実施。さらに、お楽しみ抽選会と盛りだくさんだった。 予想より多くの来場をいただいたこともあって、用意していた賞品が足りなくなり、急遽事務所に取りに行くというハプニングもあったが、これもまたうれしくもありがたい悲鳴!
そんなこんなで楽しい時間は過ぎ去り、クロージングセレモニーへ。 雰囲気は一転し、今シーズンで現役引退、またオルカを離れる選手たちを紹介し、一人ずつ挨拶をもらう。 MCを務めていた私も思わずもらい泣き。いやー、これ、冷静に進行するのはつらいわー!
みんなそれぞれの思いをもって、それぞれの決断をした。 いろいろな思いはあるけれど、最後の最後はみんなの決断を信じ、尊重し、そして、オルカを離れたとしてもオルカファミリーとして私は応援し続けたい。 オルカは御縁のクラブチーム。 みんなの行く先に幸あれ!!
午後3時半前、予定をだいぶオーバーしてしまったが、無事オルカファン感謝祭2017はお開きとなった。
これで私もオルカスタッフとして臨むイベントは正真正銘の最後。 最後はお決まりの「またスタジアムでお会いしましょう!」で締めて、マイクを置き、静かに私の務めも終了した。 オルカと関わらなければ出会えなかった人たちがたくさんいる。オルカによって本当に新たな多くの御縁と結ばれた。私のとっても今日は約4年間の総決算となる感謝祭だった。
撤収後、チームに正式にオルカのクラブ組織から退く旨、報告し、挨拶した。 その中で選手たちには、自分自身の持つ価値をもっと大切にして、そして、その価値をより高める努力を続けていってほしい。一人ひとりの価値が上がることで、チーム、クラブの価値も上がり、地域の価値も上がり、さらになでしこリーグの価値も上がる。そのことをぜひ実践ほしい、というお話しをさせていただいた。 スポーツ選手にはプレーするという以外に、感動を与える、人の心を動かし、さらに人の人生まで変えていく、すさまじい力をもっている。ところが、そのことを当の選手本人がわかっていないことが多いと思う。決して過信してはならないが、選手は自分の持つ力に自信をもって、自分をさらに磨いていってほしい。それが結局は女子サッカー、スポーツの振興にもつながっていくと思う。
撤収を終え、夜はシーズン打上げ。 ワインバーRさんのご好意によって、お店を貸し切り、さらに開店時間も1時間早めてくださって行った。 いやー、私も、いろいろな思いをもって、なんだか飲みすぎた。 でも、飲んでも飲んでも足らない気もした。
オルカにはシーズンの区切りとなる1月いっぱいの在籍とはなるが、実質的、気持ち的には今日で一区切りがついた。 次なる人生、私を待ち受けているものは……。
オルカは監督もバトンタッチし、新たなステージへ。 果たしてどんな未来に突き進んでいくのだろう。 私も地域に戻り、一人のサポーターとして応援していきたい。
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今日のマッチスポンサは合資会社いなかっぺ(笑) Canon EOS Kiss X9 55.00 mm ISO100 1/800 sec f/5.6
まじめにマッチコーディネーションミーティングも! Canon EOS Kiss X9 55.00 mm ISO100 1/250 sec f/5.6
引退選手に記念品を贈呈 Canon EOS Kiss X9 135.00 mm ISO100 1/200 sec f/5.6
松長姉妹によるキックイン Canon EOS Kiss X9 100.00 mm ISO100 1/400 sec f/5.6
今日のTwitter担当は? iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/590 sec f/2.2
気合の入った青組の円陣 Canon EOS Kiss X9 152.00 mm ISO100 1/250 sec f/5.6
敗戦チームにはミツカン酢(笑) Canon EOS Kiss X9 124.00 mm ISO100 1/125 sec f/14.0
MVPに輝いた真実さん Canon EOS Kiss X9 135.00 mm ISO100 1/125 sec f/10.0
最後のインタビュー Canon EOS Kiss X9 194.00 mm ISO100 1/125 sec f/8.0
オープニングダンス Canon EOS Kiss X9 31.00 mm ISO320 1/50 sec f/5.6
MCの有馬選手(右)が相変わらずの良い味を出していた。 Canon EOS Kiss X9 200.00 mm ISO6400 1/80 sec f/5.6
ルーキー成岡選手の勇気あるものまねショー Canon EOS Kiss X9 250.00 mm ISO6400 1/100 sec f/5.6
サポーターOTTからの来季に向けてのプレゼント! Canon EOS Kiss X9 143.00 mm ISO5000 1/250 sec f/5.6
大勢の方々に来ていただきました☆ iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/15 sec f/2.2
クロージングセレモニー Canon EOS Kiss X9 55.00 mm ISO2500 1/80 sec f/6.3
オルカ横丁も大賑わい! iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/1319 sec f/2.2
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