2017/12/08

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頭を抱える…
朝出発して北本監督とともに車で東京へ。
午前11時からJFAハウス内で行われた、なでしこリーグの実行委員会に出席した。

内容は詳しくは申し上げられないが、この会議、おそらく私が一番回数も時間も質問&意見した。
今日の議案に関連して、いくつか疑問に思うこと、あるいは提案があったからだ。

ただ、正直言って、いろいろと考えさせられる、何と言うか頭を抱える会議となってしまった。
自分の意図するところも正確には伝わらず(私の伝え方も悪いのかもしれないが…)、大局的、組織的なお話しをしているはずが、いつしか枝葉末節なところばかりに論点が終始してしまい、果たして出席した実行委員に思いや意図が伝わったのかは甚だ疑問だった。

それでも、会議後、何人かの委員の方は「岡野さんのおっしゃりたいことは私はわかりましたよ」「よく意見してくれました」「これからも言い続けてください」という慰めやエールをいただいた。
それはそれでありがたいことであるが、しかし、私が意見できるのもおそらく今回の会議が最後であろう。来季からはオルカから選出される実行委員ももちろん変わる。
だから、なんとかして、リーグを良くしたい、価値を高めたいという思いをいろいろなかたちで伝えたかった。

ここ数年、理事会や実行委員会に出て思うのは、リーグも正直申し上げて手詰まりの状態であるということ。
先の見えない中、また、方向性も定まらない中、もがき苦しんでいるというか、もう何をやるべきなのか、も明確にはわからないという状況に見える。

私自身、クラブ運営、またリーグにおいても、「なぜ、なでしこリーグなのか?」ということを自問自答しつつ、向かうべき方向性を見据え、それに向けて今やるべきことを考え、できうる限りのアクションをしてきたつもりだ。(もちろん、まだまだ道半ばだし、しっかりできていると言えばそうではないと反省もしている)

女子サッカー界は今、本気で現状を認識し、ある意味、これまでの常識も一度外して、現状を打開し、未来へ向けた思い切った活動を勇気をもって実行していく必要がある。
これはリーグだけの問題ではなく、各クラブもこれまで以上の努力をしていかなければならない。
そうでなければ、未来はないと断言する。

が、果たして、みんなそこまでの危機感があるのだろうか。
結局毎シーズン、同じように過ぎ去っていき、1試合1試合、試合をすることだけで精一杯であり、本来付加価値を高めるためのリーグとしての、リーグ所属クラブとしての活動はできているのだろうか。そもそも、そこまでの意識があるのだろうか。

もちろん、リーグの中にはそうした志でがんばっているクラブやスタッフの人たちもいる。

だが、その輪が全てのクラブ、リーグ全体に広がっていかなければ、一部の人たちだけのもがきで終わってしまう。

はっきり言って、なでしこリーグ1部にはもっとがんばってほしい。
サッカーが強いだけなら、お客さんを呼んで、入場料もとり、わざわざ興行的に行う必要はないだろう。
ある意味アマチュアリーグらしく、試合だけを粛々として行い、観たい人は勝手に観てください、というスタンスを取れば良い。スタンド付の競技場で試合を開催する必要もなくなる。

だが、それでは「なでしこリーグ」ではない。

果たして、「なでしこリーグ」と呼ぶに相応しい価値を私たちは現時点で創造できているのだろうか。
地域やファンの人たちとリーグ・クラブを結びつけるための努力をどこまでしているのだろうか。

改めて、そんなことを考えさせられる今日の会議だった。

会議で少々興奮してしまったせいか、持病の不整脈が激しい(苦笑)
ここ数日はクールダウンに努めよう……(笑)


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